朝日新聞

JR東日本は、山手線と京浜東北線の品川―田町間に新駅を建設する方針を固めた。近く正式に表明する。東京五輪が開催される2020年までの開業を目指す。 周辺は、羽田空港へのアクセスの良さなどから、国や東京都が、国内外の主要企業を誘致し、日本が世界の都市間競争に勝ち抜く拠点とするための再開発計画を練っている。新駅はその「玄関口」の役割を果たす見通しだ。 品川―田町間は2・2キロと山手線で最も長く、JR東は、新駅を品川から北へ約1キロに計画。現在、駅間にある車両基地の整理、縮小を進めていて、新駅建設や再開発に必要な約20ヘクタールの土地を捻出する。 山手線に新駅ができるのは、1971年に開業した西日暮里(荒川区)以来で30番目の駅になる。 品川駅はJR東海のリニア中央新幹線のターミナル駅になる予定で、一帯は国内外の交通の主要な結節点になる。